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はじめに
- 皆さま、はじめまして。
有限会社秩父ワインの村田と申します。
長年、家族経営をおこなってきた埼玉県の奥秩父という地域にあるワイナリーで、兄が醸造家としてワインを造り、私がソムリエとして二人三脚で皆さまに美味しいワインをお届けしています。 -
- 私たちは自社畑や山梨県で採れたブドウでワインの醸造をおこなっており、地元の皆さまに「源作印」として親しまれてきました。
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- 手に入れやすいテーブルワインとして知られている「源作印」。
そんな私たちが造る、土づくりにこだわりブドウ栽培から醸造まで手掛けた「ちょっと贅沢なワイン」をご存じでしょうか。“自社畑100%のワイン”です。
日頃からご愛飲いただいている方にも、本プロジェクトで初めて知っていただいた方にも、埼玉県奥秩父両神山麓で採れたブドウで造る「ちょっと贅沢なワイン」をお届けしたく、クラウドファンディングを実施します。 -
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プロジェクトの目的
- ①知ってもらうため
「源作印」でおなじみの秩父ワインですが、まだまだ埼玉県でワインを醸造していることや、「源作印」以外にもたくさん美味しいワインがあることを広めたいです。
また、奥秩父小鹿野町(旧両神村)の自社畑「唐沢(からさわ)」産のブドウを100%使用した「KARASAWA」シリーズがあることや、日本のブドウ品種にとどまらず、ヨーロッパ品種の栽培も力を入れている5代目(現社長)の挑戦を知っていただき、実際にその美味しさを体感していただきたいです。
②自社畑を維持するため
ワインを造るだけではなく、ブドウ栽培まで手掛けるとなると、どうしてもヒト、モノ、オカネのすべての面でコストがかかってしまいます。
今後も自社畑で土づくりからこだわり、ワインの本場ヨーロッパに負けない上質なワインを造っていきたいことから、挑戦を応援いただきたいです。 -
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私たちについて
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創業|源作じいさんから始まった歴史
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- 「この土地に適したぶどうを栽培し、ワインをつくることが、奥秩父を潤すはずだ」
- そう考え、始まった源作じいさんのワインづくり。試行錯誤の末、念願のワインが完成したのは1938年。ワイン製造免許が下りたのは、1940年のことでした。
終戦後食糧難などの苦しい時期が続いたため、なかなかワインが売れず、苦しい時期が続きました。ですが1959年、フランス人神父に「ボルドーの味だ!」と称賛されたことを機に外国人、日本人のワイン好きの間で評判となり、やがて一般の人にも広まります。 -
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確立|「源作印」とノウハウ
- 源作じいさんから始まった秩父ワインですが、ワインは高価な飲み物とされてきました。そんななか「もっと多くの皆さまに手に入れやすい飲み物にしたい」という想いから、日本のワイン用ブドウの名産地であり地理的にも近い山梨県から高品質で収穫量も安定しているブドウを提供してもらい「源作印」や「GKT」などのワイン造りを確立していきました。
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- 醸造機器にも多くの先進的な取り組みを行いました。現在も使用しているサーマルタンクは新潟県の日本酒の杜氏さんからのアドバイスをもとに、その当時大手ワインメーカーしか導入していなかった発酵時の温度を管理できるサーマルタンクをいち早く導入しました。
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転換|4、5代目の挑戦
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- 1990年代に入り、当時は日本の気候等の諸条件からヨーロッパ系のブドウ品種を日本で栽培することは難しいといわれていました。そんななか、栽培中のブドウに雨があたるのを防ぐ「マンズワインのレインカット方式」なら栽培が可能だとの話を聞き、創業当時から栽培していた日本のブドウ品種「マスカットベイリーA」の畑をヨーロッパ系のブドウ品種に植え替えるという大きな決断をしました。また、従来のブドウ栽培方法(棚栽培)からヨーロッパで採用されている栽培方法(垣根栽培)に変えることも大きな決断でした。
- 「フランスの銘醸地のようなミネラル豊富で水はけのよい土壌にできないか」
- フランスのワイン銘醸地は石灰岩質、秩父にも石灰岩の武甲山があることから、専門家のアドバイスのもと決心し、ブドウの樹を抜いた畑全体を重機で1メートル堀り起こし、そこにトラック何台分もの武甲山の石灰岩の礫(れき)を一面に敷き詰めました。
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- その後、雨を防ぐための「マンズレインカット」を設置し、土をより良くする為に、燕麦の種をまき、掘り返した土壌を整え、「カベルネソーヴィニヨン」「メルロ」「カベルネフラン」「シャルドネ」の苗木を植えました。
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- 栽培に試行錯誤を重ね、ようやく味が乗ったブドウができたのはブドウの苗を植えてから約5年後の事でした。秩父ワインの歴史が新しいステージに立った瞬間です。
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リターンについて
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- 今回お届けするワインはそんな土壌から育まれたブドウを使った自社農場産ぶどう100%のワインたちです。
お料理を引き立てる上質なワインが私たちが追い求める味わいであり、熟成を重ねた飲み頃ビンテージワインをお届けします。 -
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リターン その1
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限定5代目ラベル「KARASAWA2015』
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- クラウドファンディング先行蔵出し!!
コクが深く、重みや渋味のある(フルボディ)ボルドーブレンドの赤ワイン。
世界的に当たり年と言われている2015年に獲れたブドウで醸造した最上級ワインです。ハードタイプのチーズや牛肉を主菜とする料理とのマリアージュを楽しむことができます。 -
リターン その2
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限定5代目ラベル『KARASAWA』シリーズ2本
▶限定5代目ラベル『KARASAWA2015』
▶限定5代目ラベル『KARASAWAメルロ2015』 -
- クラウドファンディング先行蔵出し『KARASAWA2015』に加え、KARASAWAシリーズから、完熟黒系ブドウ、「メルロ」を原料として造った赤ワイン『KARASAWAメルロ2015』とセットでお届け。原料のブドウが違うので、飲み比べてお楽しみください。
【KARASAWAメルロ2015について】
フルボディタイプの赤ワイン。世界的に当たり年と言われている2015年に獲れたブドウで醸造した最上級ワインです。チーズや牛肉を主菜とする料理とマリアージュを楽しむことができます。 -
リターン その3
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自社畑お試し『源作印 秩父山ぶどう2016』
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- ワインを普段飲まない方にも飲んでもらいたい、濃醇な風味を持つ個性的な赤ワイン。ヤマブドウ本来の酸味を生かした味わいがピザをはじめ、チーズの風味を生かした料理やひき肉との相性が素晴らしいです。
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リターン その4
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自社畑イチ押し『秩父シャルドネ』
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- 世界的に高級白ワインの原料ブドウとして認められている「シャルドネ」を使用した、コクの豊かな辛口タイプの白ワイン。牡蠣、鶏の唐揚げ、生クリームを用いたソースの魚料理とのマリアージュをお楽しみください。
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リターン その5
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『源作印 秩父 山ぶどう2016』『秩父シャルドネ』
▶『源作印 秩父 山ぶどう2016』
▶『秩父シャルドネ』 -
- 『源作印 秩父 山ぶどう2016』と『秩父シャルドネ』のおまとめセットです。紅白で縁起もいいので贈り物にもお勧めです。
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リターン その6
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『オガノルージュ』『秩父シャルドネ2007(澱入り)』
▶『オガノルージュ』
▶『秩父シャルドネ2007(澱入り)』 -
- ワインの“熟成した味わい”を楽しみたい方に選んでいただきたい赤・白セットです。
『オガノルージュ』
フルボディタイプの赤ワイン。
「メルロ」「カルベネ・フラン」「カルベネ・ソーヴィニヨン」の3種の原料ブドウ品種をそれぞれの特性を生かした醸造方法を取り、熟成を重ねたうえでブレンドした上質な赤ワインです。
『秩父シャルドネ2007(澱入り)』
世界的に高級白ワインの原料ブドウとして認められている「シャルドネ」を使用し、7年以上の瓶熟成に耐える風味豊かな辛口白ワインに仕上げました。牡蠣、鶏の唐揚げ、生クリームを用いたソースの魚料理とのマリアージュが素晴らしい。 -
リターン その7
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IBUSHIGINフルセット
▶限定5代目ラベル『KARASAWA2015』
▶限定5代目ラベル『KARASAWAメルロ2015』
▶『源作印 秩父 山ぶどう2016』
▶『秩父シャルドネ』
▶『オガノルージュ』
▶『秩父シャルドネ2007(澱入り)』 -
- 6種類のワインのフルセット。
秩父ワインを味わいつくせるセットです。
ご希望の方には工場や畑、普段非公開の貯蔵庫などの見学と、試飲していただける「秩父ワイン見学ツアー」をお付けさせていただきます。
※支援前のアンケート画面で「見学ツアーを希望する」を選択してください。
※「見学ツアーを希望する」を選択したご支援者さまには個別でメールをお送りいたします。 -
応援コメントをいただきました!
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小鹿野町で蜂蜜酒(ミード)醸造に励むエレナさん
- 小鹿野町にある蜂蜜酒ミード専門醸造所「ディアレットフィールド醸造所」の工藤エレナです。
秩父ワインは老舗ワイナリーの土づくりから葡萄作りまで深い歴史を堪能できます。
「秩父ワインでワインを覚えた!」とおっしゃる近所の方も多く、日常に飲みたいワインです。
野菜の天ぷらや海の幸にはGKT白ワイン、ちょい飲みには源作印とチーズ、プチ贅沢にオガノルージュとローストビーフなど晩酌に日々楽しめるワインです。
赤ワインのKARASAWAは芳醇なコクとスパイシー感があり、ギフトにもとても喜ばれます。赤ワインと蜂蜜酒のカクテルも実はとても美味!また、少しラフに氷をいれたカチ割りワインもぜひお試しください♪工藤エレナ
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小鹿野町で老舗旅館の女将 真紀子さん
- 小鹿野町の町の中で旅館を営んでおります須崎旅館 女将の須崎真紀子です。宿は秩父ワインさんから車で約3分ほどの所にあります。
宿では、地元で作られているお酒を楽しんで欲しいと夕食時に利酒として提供させていただいております。お客様には大変好評をいただいており、帰りに秩父ワインさんに寄って試飲して購入して帰るお客様も多くいらっしゃいます。
私自身もソムリエみちこさんのワインの特徴を聞きながら、ワインの奥深さを知ることができました。大ファンの1人で応援できて嬉しいです♪
是非お召し上がりくださいね♪須﨑真紀子
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さいたま市でワインバーを営むシニアソムリエ 水野さん
- 【酒通唸る銘酒、此処にあります】
地元埼玉県小鹿野町に根付く五代目当主により、国内はもとより国際マーケットで称賛を受け、世界のワインラヴァー達を惹きつける作品を生むワイナリーとなった秩父ワイン。手掛ける作品はデイリーワインだけではなく、ハレの日に頂くグランヴァンをも醸し出します。
艶やかな色合いに、芳醇な香り、余韻長き深みある作品を是非お召し上がりください。
近年の日本ワインにおける素晴らしき成長が此処に感じ取れます。私のお勧めはフランスボルドースタイルで作られる『KARASAWA2015』。
ビーフカツを醤油と山葵でいただき、最後のソース代わりにこのワインで完成させる。そんなペアリングは如何でしょうか?
ソムリエとして地元埼玉にこのようなワインが造られている事を誇りに思い日々の職務に励んでおります。水野英明
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さいごに
- 「埼玉でもワインを造っているんだね。」
その言葉を聞くたびに自分たちの力不足を痛感しています。
また「源作印」は知っているけど他のワインは知らない。直接売店に来られると、ワインの種類の多さにびっくりされます。
今回のクラウドファンディングを通じて埼玉奥秩父で育てた本格ワインを1人でも多くの皆様に先ずは知っていただき、実際にお飲みいただきたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 -
- ※お酒は20歳になってから。当店は未成年への販売は行っておりません。