「一杯の幸せ、一口の甘酒」埼玉県、田舎町で300年受け継がれた“生”甘酒を飲んでほしい！

ウェルカム、300年の伝統と美味しさをお届けする糀屋へ
みなさん、はじめまして！
わたしは埼玉県松伏町で糀屋を営んでおります｢本木勝栄」と申します。
当店は、伝統製法を守り継ぎ創業300年になります。
突然訪れた試練
わたしは、結婚して夫の仕事を手伝う主婦でした。
父は代々受け継がれてきた小さな糀屋を経営しており、農家でもあったので糀の原材料のお米もつくっていました。
母はわたしが高校生の時に病気で他界し、男手一つで育ててくれた父はわたしにとって誇りでした。

そんなある日、父が突然倒れしばらくの闘病の末、かえらぬ人となってしまいました。
微生物の涙、糀屋をたたむ？！
父の病状が日に日に悪化するにつれ、わたしは責任を感じ始めました。
30代の時に弟を亡くし血縁が一人もいない私にとって、大きな決断の時がせまっていました。

毎年の糀づくりは小さな頃から親戚が集まり総出で手伝っていましたが、糀菌と対話をしながら発酵させいてくとても繊細な作業です。わたしにその指揮がとれるのだろうか。。

代々受け継がれてきた糀屋をたたむのか、
続けていくのか。

父がいなくなってしまうかもしれない不安の中、わたしは内面で大きな葛藤を抱えていました。
甘酒の魔法、幼少期の思い出
葛藤の理由は、私が幼い事から慣れ親しんだ「甘酒や糀の味」がもう食べれなくなってしまう寂しさからでした。

小さな頃、稲穂が微風に揺れる田んぼを見つめながら、母と手に持った温かな甘酒を味わった事。
甘酒の香りは穏やかで甘さが喉を通り抜けるたびに、幸福感が心を包み込ました。
そんな幼い頃の日々は、私の心に刻まれた宝物です。
また、畑仕事の休憩に甘酒や味噌を買いにきてくださる地元の人たち
父は無口な人でしたが、父のつくった糀商品は昔からたくさんの方に愛されていたんだと感じていました。

父が受け継いだそんな素晴らしい甘酒や糀商品を、途絶えさせていいのだろうか。
もしここで金杉糀屋をたたんでしまったら、次の世代の方たちが糀文化を忘れ去り、何もかもが変わってしまう気がする。。。

そんな葛藤を経て、わたしは糀屋を受け継ぐ決心をしました。
途絶えさせたくない日本の伝統的な糀文化
｢糀屋｣と、ネットで調べてみると、埼玉県ではほとんど出てきません。
わたしはそんな状況にとても不安を覚えています。

日本の糀文化は、微生物と人間の共存の証であり、日本人の日々の健康と生活に深く結びついています。糀は、甘酒、味噌、醤油など、和食において不可欠な調味料です。
今後も途絶えさせてはいけないものだと思っています。

私の夢は、父が昔周りの方達にしていたように、”糀”を通して人々に元気を与え温かさを届けていくことです。
甘酒には調味料は一切いれず、自然の発酵でじっくり丁寧に。
市販の甘酒は、砂糖や塩が添加されている場合がありますが、
今回お届けする当店の甘酒の原材料は｢米と糀菌のみ｣でとてもシンプルです。
発酵の度合いにより、甘み・コク・のどごし・酸味などの変化が楽しめます。

また酵素が死滅してしまう温度が70度とされていますが、金杉糀屋では70度以下でじっくり丁寧につくっているため、"生"の様な味わいをお楽しみいただけます。
主な原料のお米は、主に地元松伏町産を中心とし、
埼玉県の豊かな恵みを大切にし地産地消の商品づくりに努めています。

お米のほんわりした香りと自然のすっきりした甘さで、さわやかなのど越しが特徴で、
毎日飲んでも飽きのこない味わいです。
またノンアルコール＆食品添加物無添加ですので、お子様からお年寄りまでどなたでもお召しがりいただけます。
ここからはみなさまの疑問に金杉糀屋がお答えします！
Q糀と麹は何がちがうの？

A⇒｢糀｣とは、米からできる「米こうじ」のみを指しています。
日本は昔より稲作が盛んなので、和製漢字の｢糀｣は蒸し米の表面の菌糸がまるで花のような事からできあがった漢字と言われています。
⇒｢麹｣とは、現在では米・麦・豆などからつくられる「こうじ」全般を表しています。

Q甘酒って、たくさんの種類があるの？

A⇒上記の米糀や、酒粕を原材料とするものがあります。
米を主たる原料とする当店の甘酒は、砂糖無添加、アルコールゼロです。

酒粕を主たる原料とする甘酒には、微量のアルコールが含まれているため
清酒に近い風味が楽しめたり、砂糖で甘みを添加している場合がある事が大きな違いです。

Q金杉糀屋の甘酒は、砂糖なしでなぜ甘いの？

A⇒お米のデンプンがブドウ糖やオリゴ糖に変わり、自然な甘さが特徴です。
また、数種類の酵素によって生み出されたビタミンやミネラルにより、飲む点滴と言われているほど栄養満点な飲み物です。
“一杯の幸せ、一口の甘酒”
最後までお読みいただきありがとうございました。
埼玉県、田舎町で創業300年の糀屋がつくる「生甘酒」をぜひ一度味わっていただけましたら幸いです。
またお近くにお越しの際は、ぜひ当店へもお立ち寄りください。お待ちしております。