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神のお米『イセヒカリ』で造った日本酒『饗之光(あえのひかり)』
- 伊勢神宮の神田で自然交配で生まれた“神のお米”とも言われる『イセヒカリ』を有機の里・小川町で農薬と化学肥料を使用せずに栽培。
ワイン醸造家にして杜氏である武蔵ワイナリーの福島有造が、深谷市の老舗酒蔵「滝澤酒造」の酒蔵(醸造施設)をお借りし、生酛(きもと)造りの純米・純米大吟醸酒「饗之光」を作りました。 -
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伝統的かつ正統的醸造法『生酛造り』
- 1700年頃に確立した日本酒の伝統的かつ正統的な醸造法です。大桶での発酵に必要な酵母を、あらかじめ小さな桶で育てる工程を「酛(もと)」ないし「酒母」といいますが、生酛造りでは自然の微生物の生存競争を利用しつつ、熟練を要する複雑な工程と通常の三倍もの時間をかけて、精強な優良酵母を純粋に育てあげます。
- 【生酛造りの魅力】
熟成により旨味が増す
時間の経過による品質劣化が少ないのが特徴で、熟成の速度がゆっくりであるうえに、成分に抗酸化性があって劣化しにくいと言われています。逆に言えば、熟成によってますます美味しく成長していきます。
香りが長持ち
生酛の吟醸酒には香りの保留物質が豊富で、香りを長く保つことができます。 -
- 人口の酵母を使って造る日本酒が主流となっていますが、私たちは「本物だから旨い」をとことん追求するワイナリーであることから、ワインと同様に自然の力を活用した日本酒造りを行っています。
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有機の里『小川町』
- 小川町およびその周辺にはたくさんの有機農業を営む農家がいて、小川町は有機の里と言われています。この地では有機農業をすることが当たり前の環境が出来ており、同社も農薬や化学肥料を使わずにブドウを栽培しています。
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神のお米『イセヒカリ』
- イセヒカリという品種は、平成元年、伊勢神宮の神田で発見された驚異の稲です。伊勢神宮を襲った二度の台風で、神田のコシヒカリが倒伏する中、水田中央に直立する二株の稲、これこそが「イセヒカリ」の誕生でした。
このイセヒカリは、「コシヒカリ」と「瑞垣」の自然交配の可能性が高いと言われています。平成の始まりの年に「伊勢神宮神田」で発見されたお米、神のお米と呼ぶにふさわしい品種ではないでしょうか。 -
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滝澤酒造様の紹介
- 深谷市の滝澤酒造様の酒蔵をお借りして日本酒造りを行いました。
【深谷市の風土】
深谷にはかつて日本煉瓦製造株式会社の工場があり、良質な煉瓦が生産されていました。東京駅や赤坂離宮などは深谷産の煉瓦で建設されています。滝澤酒造様でも、煙突や麹室、製品を貯蔵する蔵がこの煉瓦で建てられています。特に、保温性と保湿性に優れた煉瓦製の麹室は、繊細な温度管理を求められる麹造りに最適であり、酒造りに欠くことのできない存在です。
また、荒川水系の伏流水は発酵に有利な硬水で、淡麗な口当たりに適した水質です。麹が乾燥しやすい冬の気候も、すっきりとしたお酒の製造に向いています。深谷の酒蔵として、地域の風土を活かした地酒をつくります。 -
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自己紹介|ワインと日本酒の醸造家
- 自己紹介が遅れました。
埼玉県小川町で農薬に頼らずにブドウを栽培し、添加物を使わずにワインを醸造している武蔵ワイナリーの代表・福島有造と申します。
群馬県立前橋高等学校、北海道大学工学部金属工学科を経て、銀行員に。その後外資系金融機関や不動産業などを経験した後、農業を志し、お酒と農業をテーマに試行錯誤しながら、有機の里・埼玉県比企郡小川町に移住。農薬に頼らずにブドウを栽培して究極の自然派ワイナリーを立ち上げました。
2022年12月には「農薬不使用のワイン」でクラウドファンディングを実施し、目標達成率294%とたくさんのご支援をいただきました。 -
- そんな私ですが実は以前から、ワイン造りの傍ら、日本酒の杜氏(とうじ)としても酒造りに従事してきました。
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さいごに
- 私たちは、設立9年目の吹けば飛ぶような企業ですが、数百年後も世の中に必要とされる企業を目指しています。武蔵ワイナリーだからこそできる本物の味噌や塩麹、ブドウジュース等、日本酒やワイン以外の分野にも挑戦していきたいと考えています。
通過点として福島有造が生きているうちに100名を雇用できる企業になれるよう、「本物だから旨い」と言えるものをどんどん造っていきたいと思ってるので、応援よろしくお願いします!!