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ごあいさつ
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- 私の父は、事故をきっかけに障がいを負い、その経験から「障がいがあっても、地域の中で誇りを持って働ける場をつくりたい」との想いで社会福祉法人独歩を立ち上げました。
私はその志を受け継ぎ、「福祉の現場から地域の産業を支える」という新しい挑戦を始めました。
福祉という枠を越えて、地域の人や一次産業の方々と手を取り合い、この大宮の地からもう一度ものづくりの力を発信していきたいと考えています。
「地元の素材で、地元の人の手で、誇れる味をつくる。」
その積み重ねが、地域に少しでも元気や誇りを感じてもらえるきっかけになればと思っています。
埼玉の素材と人の想いが詰まった『大宮ソーセージ』を、ぜひお試しいただけますと幸いです。 -
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大宮の地場産業復活から生まれた挑戦
- かつて、現在のさいたま市(旧・大宮市域)は、畜産や食肉加工が盛んで、地域の産業を支えてきました。
昭和36年、農林大臣の認可を受けた食肉市場が開設され、地域の流通を支えました。
当時の大宮周辺には養豚場が数多く点在し、"食肉の町・大宮”としての文化が息づいていました。
しかし都市化の進展とともに、養豚や畜産農家の数は年々減少し、食肉加工業を中心とした地場産業の灯も次第に小さくなっていきました。
そんな中で私たちは、
「この町で、もう一度“食”と“仕事”の文化を取り戻せないだろうか?」
「地域の素材、地域の人、地域の仕事、それらをつなぐ新しい形をつくれないだろうか?」と考え、そして生まれたのが『大宮ソーセージ』です。
かつての地場産業の記憶を、いまの時代の技術と感性で再び形にする。
素材から製造までを県内で完結させ、「埼玉の素材で、埼玉の人が誇れる味を」を合言葉に、福祉の現場と一次産業をつなぐブランドづくりを始めました。 -
- 埼玉の養豚場、農家、加工技術者、福祉作業所。
それぞれが仕事でつながることで、一本のソーセージが“地域の歴史と未来を結ぶ象徴”となっていく。
それが、私たちの目指す「地場産業の復活」です。 -
『大宮ソーセージ』が生まれるまで~“地場産業の復活”と“福祉の挑戦”~
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- 製造を担うのは、有名ホテルでシェフ経験のある私の弟。
肉の選定は、30年以上食肉業界に携わってきた職人が行っています。その職人は、障がいがあるお子さんを持つ父親でもあります。これまで多忙な仕事の中で、なかなか向き合えなかった“家族のことをもっと知りたい”という想いから、長年勤めた会社を早期退職し、この「大宮ソーセージ」に参加してくれました。
私たちには、ソーセージづくりのノウハウはまったくありませんでした。
けれど、この二人の職人が持つ専門知識、一人は調理のプロとして味をつくり、もう一人は肉の扱いを熟知する技術者として。それぞれの強みを活かしながら、ゼロから試行錯誤を重ねてきました。
同時に、福祉施設としての「就労支援の仕組みづくり」も進め、障がいのある仲間が参加できる生産体制を整えていきました。
原料となる食材は、県内の農家や養蜂家の方々に直接声をかけ、「埼玉の素材だけで作る」という輪が少しずつ広がっていきました。
こうして、“農家×職人×福祉”が手を取り合う仕組みが生まれ、今の大宮ソーセージの形ができあがったのです。 -
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埼玉の素材でつくる、“職人の誇りが宿る味わい”
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肉へのこだわり
- 使用する豚肉は、すべて埼玉県産ブランド豚100%。
その中でも、加須市・松村牧場「香り豚」や深谷市・長島養豚「むさし麦豚」を中心に使用しています。
ブランド豚は、脂の香りが華やかで、赤身はきめ細かくジューシーであり、しっかりとした旨み特徴です。 -
- 職人は肉の部位ごとの特徴を見極め、食感と旨みのバランスを大切に仕上げています。
肉の状態を丁寧に見極め、余分な脂や筋を取り除くなど、手作業による細やかな下処理を欠かしません。
また、すべての商品で保存料は使用せず、食品添加物も必要最低限にとどめ、余計なものを加えず、素材そのものの味を大切にしています。
「埼玉の豚肉で、埼玉の人が安心して食べられるものを。」この想いが大宮ソーセージの基本です。
さらに、味の確かさも高く評価され、世界的コンテスト「IFFA2025」では金賞を受賞しました。 -
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“オール埼玉”で紡ぐ一本のソーセージ
- 大宮ソーセージは、埼玉の素材を生かす味づくりを大切にしています。
埼玉県産ブランド豚100%使用していることに加え、味付けには県内の農家さん・養蜂家さんと連携し、地域の手でつくり上げています。 -
- ≪使用している埼玉県産食材≫
・加須市・松村牧場「香り豚」
・深谷市・長島養豚「むさし麦豚」
・深谷市・熊谷養蜂「百花蜂蜜」
・秩父市・地元農家「柚子胡椒」
・越生町・地元農家「梅」
・さいたま市・地元農家「ミニトマト」 -
福祉が支える“あたたかい手仕事”
- パッケージング、検品、ラベル貼り、箱詰めなど、これらの工程は、福祉作業所の仲間たちが担っています。
一人ひとりが力を発揮できる形で役割を担い、正確さ・衛生・再現性を保てる体制を整えています。 -
- 私たちの工房は、障がいのある方が“社会の中で働く”ということを本当の意味で実現する場所でありたいと考えています。
そのためには、福祉の枠にとらわれず、一人ひとりが職人としての誇りを持ってものづくりに向き合うことが大切です。
私たちは、「安心・安全、そして衛生的で洗練された一級品をつくるために、誰もが同じ目線で品質と向き合うこと。」を大切にしています。
現場では、温度や衛生管理、作業の標準化を徹底し、検品や重量確認、ラベルの貼り付け精度に至るまで、すべての工程を“商品品質”として向き合っています。
たとえ障がいがあっても、同じ目線で、同じ責任をもって。
一人ひとりが「自分の手がブランドの一部をつくっている」という誇りを胸に、一本一本のソーセージに心を込めています。
これらの想いが私たちの誇りであり、大宮ソーセージの品質そのものです。 -
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リターン紹介(商品ラインナップ)
- それぞれのリターンは、福祉事業所で働く方たちからのお礼の手紙を添えてお届けします。
【発送】冷凍発送 【賞味期限】1か月 - ①3,000円コース:大宮ソーセージ トライアルセット【3種入り】
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- ②5,000円コース:大宮ソーセージ スタンダードセット【5種入り】
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- ③10,000円コース:大宮ソーセージ プレミアムセット【7種入り】
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- ④15,000円コース:大宮ソーセージ スペシャルセット【9種(10点)入り】
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応援コメント
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さいごに
- 最後まで私たちのページをご覧いただきまして、誠にありがとうございました。
このクラウドファンディングをきっかけとして、埼玉県産の素材を使った大宮ソーセージの魅力を、より多くの方に知っていただきたいと考えています。
そして大宮ソーセージの広がりが地域の生産者を支え、埼玉の地場産業をもう一度元気にできるよう精一杯取り組んでまいります。
また、製造の現場では、障がいのある方々が多く働いています。
大宮ソーセージブランドが成長していくことで、彼らの仕事にもスポットが当たり、“働く誇り”を感じられる社会の一助になれればと願っています。
『大宮ソーセージ』を通して、地域の人と産業が笑顔でつながる未来をつくれるよう励んでまいりますので、これからもどうぞ応援をよろしくお願いいたします。
埼玉の誇りを一口に。『大宮ソーセージ』を、ぜひ一度ご賞味いただけますと幸いです。


















