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こだわりと個性が交わる、藍染Tシャツ。
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一着ごとの個性が物語る、藍の粋。
- 大量生産では得られない、一点モノの魅力。職人の手により一着ごとに独自の模様や色合いが生み出される、まさにオリジナリティの極致。愛用するほどに変化する色合いと、Tシャツとの共鳴で独自の個性が花開きます。
藍染は独特な染め技術により、繊維に深く浸透した特別なコーティングで非凡な耐久性を誇ります。高度に保護された繊維は、経年の使用にも強く立ち向かいます。着るほどに増す風合いは、経年変化による味わいとともに、モノを大切にする日本人の心を感じさせます。
耐久性だけでなく、UVカットや虫よけ等、様々な効能があると言われる藍染。
埼玉の暑さに対抗しながらも、紺と白の清涼感漂うコントラストが涼しげな夏を演出します。 -
職人のこだわりを、肌で感じる。
- 藍染製品には、職人のこだわりが凝縮されています。
一着ごとに15回~20回もの染め作業を繰り返し、細心の注意を払いながら絶妙な色合いや模様を生み出します。
染めた衣服を干して‟酸化させる”工程においても、染色プロセスに大きく影響する「湿度」や「天候」を見極めながら、慎重かつ時間をかけて酸化作業を行います。
最適な湿度・天候で行うことで最も美しい色合いを実現し、酸化時間を十分に確保することにより柄をはっきりと際立たせることができます。
こうした工程を経て、こだわり抜いた最高品質の藍染作品を創り上げています。 -
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日本の男を引き立てる「勝色(搗つ色)」
- 日本には古くから、「搗つ色(かついろ)」と呼ばれる色があります。
元は、紺よりもさらに濃い、黒に見えるほど暗い藍色を指す言葉。
藍を濃く染み込ませるために布などを"搗つ"(叩くの意)ことからきています。
戦国武将たちが濃い藍染の質実剛健さを好み、さらに「かつ」に「勝」の字をあてて縁起の良い色として合戦の着物に使用。藍染がつくり出す色は『勝色』と呼ばれ、"武士の色"として広まっていきました。
明治期には、日清・日露戦争時の軍服に勝色が用いられ、特別に『軍勝色(ぐんかついろ)』と呼ばれました。
文学者・小泉八雲は日本を「藍の国」と表現し、来日したイギリスの科学者アトキンソンは美しい藍色を「ジャパンブルー」と称しました。
現代では、サッカー日本代表が勝色・ジャパンブルーのユニフォームを着用しています。
まさに日本ならではの、男らしさを象徴する色です。 -
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「武州正藍染」とは
- 埼玉県の伝統的手工芸品であり、2008年には特許庁の地域団体商標に登録された「武州正藍染(ぶしゅうしょうあいぞめ)」。
その歴史は江戸時代に遡ります―。
“武州”とは、武蔵国と呼ばれた埼玉県広域を指す言葉。
江戸時代、武蔵国の北部に位置する現在の加須市、行田市、羽生市近辺には、最盛期に200軒近くの藍染屋があったと言われています。
当時この地域は、綿の一大産地でした。
そして行田から4km程行った利根川流域では、藍の栽培が盛んでした。
この綿と藍が結びついたのが武州正藍染の起こりだと言われています。
“正藍染”とは、天然素材のみを使用した藍染を指します。
また武州地方の井戸水が他の地域よりも鉄分を多く含んでいたため、勝色(かついろ)と呼ばれる深く濃い色合いが特徴となっています。 -
藍染と渋沢栄一
- 武州正藍染を語る上で外せないのは、新1万円札に肖像画が描かれる近代日本経済の父・渋沢栄一氏の存在です。
現在の深谷市にあった渋沢家は、藍玉(あいだま・藍の葉を乾燥させて固めた染料)をつくる農家でした。
栄一氏は幼いころから藍玉の売買を手伝い、大人顔負けの商才を発揮しました。
本場・阿波の染料に負けない藍玉をつくろうと考えた栄一氏は、相撲の番付に倣い、良い藍を栽培した農家から順に大関、関脇、小結・・・とあてた「武州自慢鑑藍玉力競」の番付表を作り、競争力を高めていきました。この番付表は、渋沢栄一記念館に展示されています。
のちに多くの大企業設立に関わった渋沢栄一氏のビジネスセンスは、武州正藍染がルーツとも言えるかもしれません。 -
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石織商店が目指すもの
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Tシャツで継ぐ藍染の文化
- 明治43年に創業した当社の4代目である私、石塚新吾は、これまで藍染になじみの深い年配者をターゲットとした製品づくりを行い、主に日本全国の老舗百貨店にて販売を行ってきました。
しかし近年は、百貨店の縮小とともに販売機会が徐々に減少しているのが現実です。
武州正藍染という伝統工芸を将来へ継承していくためには、これまでのターゲットとは異なる、年齢層を下げた商品が不可欠であると考えました。
スタイリッシュにカッコよく、日常使いできる衣服として「藍染Tシャツ」を打ち出したことで、若い世代にも受け入れられ、手にとっていただけるようになってきました。
斬新な製品づくりを続けることで、これまで縁のなかった方々にも、藍染を身近に感じていただきたいと思っております。
そのためにも、デザイナーの北迫秀明氏とコラボレーションし、第1弾として今回のように洗練されたデザインやカジュアルなスタイルを感じさせる商品をプロデュースしました。
今後も第2弾、第3弾とファッション性を高めていくことで若い世代にアピールし、武州正藍染がファッションの一部として広く受け入れられるよう促進していきます。 -
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リターンについて
- 今回は2種類のTシャツをご用意しました。
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「藍染Tシャツ」
- GWや夏休み、旅行の季節にぴったりな一枚。老若男女問わず、あらゆるシーンで活躍します。シンプルながらも洗練されたデザインは、カジュアルなデイリーウェアから特別なイベント、そして旅行ウェアまで、幅広い場面でスタイリッシュな魅力を放ちます。
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「藍染ぼかしTシャツ」
- 伝統的な技法と現代のデザインが見事に融合した一枚。藍染めの独特な技術によって、柔らかなグラデーションが生み出され、深い青から淡い色合いまで織りなす美しい模様が特徴です。その繊細なぼかし効果は、Tシャツに独自の魅力と個性を与え、着る人のスタイルを際立たせます。
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- どちらのTシャツも、素材は綿100%使用。
サイズ展開は以下3つとなります。
(写真はLサイズ着用。モデル:身長184cm 体重72kg) -
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染め直し無料
- 当社では、ご購入いただいた製品の染め直しサービスを無料で提供しております。
日本人の心に根ざした「モノを大切にする」という価値観を大切にし、お客様が商品を長くご愛用いただけるよう、染めにこだわりを持っております。染め直しのサービスは、製品の持続可能性と品質を確保するための一環として提供しています。
*1か月程度お時間いただいております。
*染め直しの流れについては、商品同封の案内をご覧ください。 -
女性向け・プレゼントにもおすすめ
- 特別な一枚だからこそ、藍染製品は大切な方へのプレゼントとしても非常に喜ばれています。
夏に向けて、女性にもぴったりな藍染Tシャツは、さらりとした着心地で素敵なギフトや母の日の贈り物として最適です。藍染の繊細な色合いが夏の爽やかな風を感じさせ、自然の美しさを楽しむことができます。柔らかな素材と快適な着心地で、暑い季節でも涼しく快適に過ごせます。母の日には特に、心温まる感謝の気持ちを込めて、この藍染Tシャツを贈ってみてはいかがでしょうか。
リターンには、女性に好まれる「手紬ぎストール」のほか、男性へのプレゼントにも使える「ジャケット」もご用意しましたので、ぜひご覧ください。