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プロジェクトの目的
- このプロジェクトは、赤米を使った商品を、埼玉県春日部の特産品として広く知ってもらうことが目的です。赤米を「春日部と言えばコレ」といえる特産品に育てる為、その赤米商品の一つである「赤沼ロマンビール」を広く知ってもらいたいと考えています。
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- 「春日部の手土産として分かりやすいモノが欲しい」
これまで、何度もそんな声を聞きました。
ただ実際のところ、春日部には素晴らしい商品がいっぱいあるのですが、春日部から連想される商品自体はあまりないという事なのだと思います。
しかし今、赤米商品の普及が春日部市認定の地域力アップ事業として始まっています。
こういった中で赤米を使った「赤沼ロマンビール」が更なる認知を広めるキッカケになればと考え、このプロジェクトをスタートしました。 -
プロジェクトの実行者について
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- 皆さま、初めまして。
赤沼ロマンブルーイングの筒野と申します。
ビール造りの経歴はまだ長くはないものの、私は一度興味を持つととことん追求する性格で、「発酵」については味噌造りで20年以上こだわってきました。
こだわりの味噌を作るためだけに、麹菌を育てるための麹室(こうじむろ)を作ってしまったと言えば想像つくでしょうか(笑)。
そんなこだわりや、発酵への理解を足掛かりに、ビール造りを始めました。
ちなみに麹室は、今では味噌造りだけでなく、ビール造りでも活用しています。
地元で育った赤米を使い、赤米麹を作り、それをビールの原材料にしているのです。 -
- (写真:秋田杉を使ったこだわりの麹室で、赤米から麴造りを行う)
- 味噌造りもビール造りも「発酵食品」を作ると言うことでは変わりありません。
味噌造りで培った「発酵」の知識と技術を使い、今はビール醸造に情熱を注いでいます。 -
ビール造りを始めたきっかけ
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地域を元気にしたい、そんな想いから始まった「赤米作り」
- 始まりは地域の町おこしでした。
まず始めに約300年前に伝承され途絶えていた「獅子舞」の復活推進活動が起こりました。その後、赤沼という地域の「赤」にちなんで、赤米作りがスタートしたのです。 -
- (左:収穫された赤米)(右:豊野小・藤塚小の5年生)
- 2009年には地域の小学生と一緒に赤米の「田植え」や「稲刈り」を行い、そして学校給食で収穫した赤米を頂くという一連の体験学習が始まりました。この活動は、今でも毎年実施をしています。
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赤米で造るビール、「赤沼ロマンビール」の誕生
- 赤米作りは順調に進みましたが、それだけでは地域内に閉じてしまいます。
より多くの人に赤米を知ってもらうため、まちづくりを考える会で試行錯誤した結果、赤米を使ったビールの醸造が決定しました。
ただ、この頃は醸造を委託していました。
この委託醸造は、2004年に始めそれ以来15年間続けてきました。 -
- (当時の赤沼ロマンビール)
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春日部に名産がないという課題
- 冒頭で述べたように、「春日部といえばコレ!」と言う、分かりやすいお土産が欲しいと思っていました。
このような課題感は町全体に広がり、2012年に「赤米粉の特産品化事業」が市の地域力アップ事業として認定されました。
「特色ある『古代赤米』から様々な商品を生み出せれば、赤米が特産品としてが地域に広がる可能性がある!」
‥この様に考えられ、赤米を使った商品の開発が地域で始まったのです。
「赤沼ロマンビール」以外の赤米製品として、例えば、赤米ドーナツ、赤米どら焼き、赤米カステラ、赤米餃子、赤米道明寺、赤米うどんなどが誕生しました。この中から春日部市認定の「フードセレクション」に、いくつも取り上げられています。 -
- (写真:当時の「赤米商品」の、ほんの一部)
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2023年から自社醸造へ
- コロナにより多くのイベントが停止されました。
委託醸造では、一度に一種類のビールが大量に出来上がります。しかし販売先が大きく減った状況では、造ったビールを売り切ることは到底出来ません。
こうして、醸造は中止とせざるを得なくなってしまいました。
「このままでは15年続いた春日部のビールがなくなってしまう」
‥この危機感に悩まされる日が何日も続きました。
こうして自らがビール醸造をできないかと模索し始めたのです。
そうして2023年にとうとう酒類製造免許を取得するに至りました。 -
- (写真:輸入されてきた醸造タンクたち)
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まもなく一年
- 赤沼ロマンブルーイングは、2024年5月で開業から一年を迎えます。
設備に慣れ、醸造も安定してきた今、私たちは「赤米を春日部の定番に」という目的に立ち返ることを決意しました。そして、より多くの方たちに「赤米を使ったビール」を知ってもらいたいという思いから、このクラウドファンディングを始めました。
埼玉県春日部市のお土産として、この「赤米を使ったビール」をぜひこの機会にお試しください。 -
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【速報!】スペーシアX でも赤沼ロマンビールが飲める!
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- オープンして一年間、地域の皆様からのたくさんの応援やご縁を頂きました。
その中で東武トップツアーズ様よりお声掛けを頂き、スペーシア X1号車にあるカフェカウンター「GOEN CAFÉ SPACIA X」にて、赤沼ロマンビールが期間限定で提供していただける事になりました。
ありがとうございました。
日光旅行のお供に、春日部のクラフトビールを是非どうぞ。 - ※列車により、「あかロマン」「しろロマン」のどちらかを搭載しています。
※ご提供期間:3月16日(土)から概ね1か月間(予定) -
商品の紹介
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赤沼ロマンビールの特徴
- 赤米の麹を使うことによって健康に良いとされるポリフェノールを引き出し、すっきりとした味わいと赤みを帯びた液色になるのが特徴です。
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- 赤米が入った「赤沼ロマンビール」定番ビールは4種です。
フルーティで華やかな「あかロマン」、甘く香ばしいコーヒー風味の「くろロマン」、爽やかな酸味とスパイシーな香りの「しろロマン」、そしてホップがガツンと効いた「きんロマン」があります。 -
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季節限定!特別醸造ビール「甘夏エール」
- また、定期的に期間限定ビールも醸造しています。
今回醸造しているのは、夏みかんを使った「甘夏エール」です。 -
- 個人的なつながりですが、50年以上も農薬を使わずに大切に夏みかんを育てている人が醸造所のそばにいらっしゃいます。
私はその夏みかんをよく頂きますが、甘く美味しい味わいは、毎年この時期になると思い出すのです。
この為、醸造所をオープンしてからは、是非ビールにしたいとずっと考えていました。
その想いを実現したビールがこの「甘夏エール」です。
大量の夏みかんを使い、フルーティで爽やかな、春のビールに仕上げています。 -
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ビール醸造への想い
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赤米を中心に地元循環型を目指す
- 私たちの活動が「町おこし」から始まったからかもしれませんが、ビール造りは地域の活性に繋げたいと考えています。ただビールを造るだけで終わらせたくはないのです。
ビールを通じて、地域全体が連鎖的に活性化されることを目指しています。
例えば‥
・ 「赤米」を使った商品が連鎖し、地域全体の特産品になる
・ 大麦はビールの原材料として使用するだけでなく、麦わら帽子の材料にもする
・ビールを使い、他業種間のコラボレーションを進める
ビールは他の商品とのコラボレーションにも適していると考えています。
実際に、お茶屋さんと一緒に「緑茶ビール」を造った経験もあります。
このようにビールが、地域活性の一助になればよいと思い、日々醸造をしているのです。 -
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クラフトビールならではの距離感を大切に
- せっかくクラフトビールなのですから、飲んで頂ける方と出来るだけ近い距離感でビール造りが出来たらよいと思っています。
例えば新しく造るビールを、ブルワリーに来てくださったお客様へのアンケートで決めたり、ご相談に応じてオリジナルビールを醸造したりしています。 -
- (写真:アンケートで醸造が決定したビール)
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リターン
- 今回、自社醸造で作った「赤沼ロマン」をボトリングし、「ご自宅でも楽しんでほしい」という思いからクラウドファンディングを通して皆さまにお届けします!
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「赤沼ロマンビール」6本 or 12本味わいセット
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- 【6本セット】
以下ビールの330ml瓶×6本セットです(限定の「甘夏エール」が2本入ったセット)
・あかロマン(PALE ALE)1本
・くろロマン(PORTER)1本
・しろロマン(WHITE ALE)1本
・きんロマン(IPA)1本
・限定ビール(甘夏エール)2本
【12本セット】
以下ビールの330ml瓶×12本セットです
・あかロマン(PALE ALE)3本
・くろロマン(PORTER)2本
・しろロマン(WHITE ALE)2本
・きんロマン(IPA)2本
・限定ビール(甘夏エール)3本 -
醸造所内見学とビールお持ち帰りプラン
- 「①ビール工場見学」と、「②お土産ビール手詰め体験」のセットです。
「お土産のビール」はお持ち帰り用の瓶に、タップからご自分で詰める体験が出来ます。ビール詰めは、普段は見る事はない特殊な道具を使って手詰めします。
なお、ビールは当日ある物からお選び頂けます。 -
- <工場場所>
埼玉県春日部市赤沼704-2
赤沼ロマンブルーイング - <アクセス>
東武スカイツリーライン せんげん台駅東口よりバス15分程度
バス停「赤沼十字路」より500m
前提として以下にご了承いただける方のみご応募ください
※現地集合現地解散が出来る方のみとなります
(送迎はございません、駐車場はあります)
※原則として土日の午前中に実施いたします(1時間以内)
※1組の人数上限は5名様までといたします
工場見学に関してはメールにて個別にご案内いたします。 -
最後に
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- (写真:収穫した赤米を天日干しにする)
- 赤米を地域の商品として広めながら、クラフトビールのブルワリーならではのアプローチで、ビールファンのすそ野を広げていけたらと思っています。
そしてビールをもっと身近に感じてもらえるようなビール造りを、これからも続けていきたいと思います!
今後とも是非、応援をよろしくお願いします! -
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【豆知識】発泡酒表記について
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