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はじめに
- 株式会社鯉平と申します。
私たちは埼玉県さいたま市にて創業以来、川魚の加工・販売を中心に行ってまいりました、川魚専門の企業です。
前回のクラウドファンディングでは、多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございました。
皆さまの温かいご支援のおかげで、無事にプロジェクトを実現することができました。心より感謝申し上げます。
引き続き、うなぎの廃棄ゼロを目指し、一歩ずつ着実に取り組んでまいります。
さて、今回で2度目となるクラウドファンディングでは、
「誰もが安心してうなぎを楽しめる未来を、いっしょに作りたい。」
という想いを掲げ、新たな挑戦に踏み出します。
アレルギーや体質、宗教的な理由などでこれまでうなぎをあきらめていた方にも、
安心して楽しんでいただける“伝統の味”をお届けしたい――
そんな願いから、このプロジェクトを立ち上げました。 -
鯉平について
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創業からの歩み
- 1897年(明治30年)初代平八が氷川神社参道一の鳥居前で川魚の卸業を創業。
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- 平八は相当の働き者だったようで、近隣住民から「鯉屋の平八さん」や「コイに恋した平八さん」と親しみ呼ばれ、いつしか呼び名が「鯉平さん」に縮まり、それが現在の社名となりました。
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- そして、現在の五代目に至るまで、鯉やウナギの川魚の卸売・加工・販売に携わり、
川魚の食文化を守り続けてまいりました。 -
- これからも日本の文化を継承していくためにも大切な資源である川魚の生命に感謝を忘れず、川魚の廃棄ゼロを目指し、一匹の命をムダにしない取り組み、多くの人に“安心しておいしくうなぎを食べる幸せ”を届ける取組みを行っていきます。
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日本の『うなぎ文化』を守っていく
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- 後継者育成が課題となっている全国のうなぎ屋からご子息を一定期間受け入れ、育成する取り組みを行っています。
鯉平の社員として働いてもらうことで、伝統技術を継承し、日本の『うなぎ文化』を守っていきます。
また、文化を継承できる職人を育成するため、
鯉平でも新たな人員を採用し、社内でも継続的に育成しています。 -
本プロジェクトに至った背景
- 初代平八が創業してから128年目に入り、
鯉平は現在5代目となりました。 -
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5代目代表取締役社長 清水 亮佑
- 長年、専門店や料亭などへうなぎを卸してきた私たちですが、時代が変わる中で、ある想いが強くなっていきました。
・「アレルギーや体調の事情で、うなぎを食べられない人がいる」
・「子どもや高齢の方にも、安心して食べてもらえる商品をつくりたい」
・「伝統の味を、もっとやさしいかたちで届けたい」
そんな声に応えるために、今回私たちは新たな挑戦をはじめます。
それが
グルテンフリー・アルコールフリー・食品添加物不使用のタレを使用した
“やさしいうなぎ蒲焼”の開発・商品化プロジェクトです。
食べる人の体と心にやさしく寄り添える
そんなうなぎを、お客様の食卓にお届けできたら——
それが、私たちの願いです。 -
小麦アレルギーは“誰にでも起こりうる”問題です
- 小麦アレルギーは、特定の人だけの問題ではありません。
実は日本国内で年々増加傾向にあるアレルギーの一つです。 -
小麦アレルギーに関する主なデータ
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- 出典:令和3年度食物アレルギーに関する食品表示に関する調査研究事業報告書
- 日本の食物アレルギーの中で、小麦は上位5位以内に常にランクイン
・特に乳児・幼児期に発症しやすいが、大人になってから発症する例も多数
・厚生労働省の報告によると、学校給食などでの食物アレルギー事故の原因のひとつにもなっている
・小麦はパン・麺類・しょうゆ・調味料など日常的に多く使われており、除去が難しい食材 - 【参考】
厚生労働省「アレルギー疾患対策の推進について」
東京都健康安全研究センター「食物アレルギーに関する調査研究」
独立行政法人国立病院機構調査など -
アルコールフリーにも、理由があります
- 一般的なうなぎのタレには、風味や保存性を高めるためにみりんや酒など、アルコールを含む調味料が使われることが多くあります。
しかし近年、私たちはこうした声を多く耳にするようになりました。
・「子どもに食べさせるのに、アルコール入りは少し不安」
・「妊娠中や授乳中なので避けたい」
・「宗教上の理由でアルコールが含まれる食品は控えている」
実際、加工食品に含まれるアルコールは見落とされがちで、厚生労働省や自治体も注意を呼びかけています。
また、海外事業において展示会へ出店した際、宗教的・文化的な背景からアルコールを含まない商品への関心が高く、アルコールフリーのニーズの大きさを実感しました。 -
- 日常的な食べ物の中にも、気づかぬうちにアルコールが含まれているケースがあります。
そこで私たちは、今回の「やさしいうなぎ蒲焼」において、
アルコール成分を一切使わないタレの開発に取り組みました。
• みりんも不使用
• 発酵工程でアルコールが残る原料も使用せず
• 製造過程でもアルコールフリーを徹底
これにより、お子さま・妊婦さん・授乳中の方・宗教的制限のある方など、幅広い方々に安心して召し上がっていただける“本当にやさしい蒲焼”が実現しました。 -
商品開発までの道のり
- うなぎの味を決める“タレ”は、まさに命。その味わいを守りつつ、グルテンフリー・アルコールフリーという新たな制約のもとで、私たちはかつてない挑戦に臨みました。
小麦を含まない醤油、みりんや酒を使わない調味設計——そのすべてが前例のない試みであり、幾度となく試行錯誤を重ねる日々が続きました。 -
- 伝統の味を損なうことなく、いかにしてコク・甘み・香りを引き出すか。グルテンフリーの熟成醤油を基軸に、上品な甘味をもたらす天然由来の糖を厳選。
職人と開発担当が一体となり、試作を繰り返すこと数十回。
ようやく「濃厚でありながら上品」「うなぎの旨みを引き立てる」理想の味にたどり着きました。
安心と美味しさを両立したこのタレは、まさに時代に寄り添う老舗の答え。
伝統と革新が交差する味わいを、ぜひご賞味ください。 -
試食していただいた方からのコメント
- 開発過程で試食をしていただいた方にからも嬉しいご感想をいただきました。
「驚くほど芳醇な香りと、しっかりとした旨みが口いっぱいに広がり、「グルテンフリー」「アルコールフリー」とは思えない満足感のある蒲焼でした。タレはまろやかでコクがありながらも後味はすっきりとしており、素材の味をしっかり引き立てています。うなぎはふっくらと柔らかく、脂ののりも程よく、噛むほどに旨みがにじみ出る逸品です。」
「グルテンやアルコールに敏感な方でも安心して楽しめる点は、現代の食生活において非常に嬉しいポイントです。食への配慮と、老舗の技が見事に融合した、まさに「安心」と「贅沢」を両立した味わいでした。」
ご協力ありがとうございました。 -
鯉平のこだわり
- 一尾のうなぎが“逸品”へと昇華するまでには、妥協を許さぬ職人の手仕事が欠かせません。
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選別
- 長年の目利きにより、脂ののり、身の締まり、色つやに至るまで吟味し、極上のうなぎだけを厳選。素材の段階で既に、美味しさの質が決まります。
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串打ち
- 捌いた身に均一に火が入るよう、繊細な力加減で一本一本丁寧に打ち込まれます。
これにより、焼き上がりの食感と口当たりに大きな差が生まれます。 -
焼き
- 老舗に受け継がれてきた火入れの技を駆使し、香ばしく、かつ身はふっくらと。蒲焼には今回新たに作り上げたグルテンフリー、アルコールフリーのタレを幾重にも重ね、うなぎ本来の旨みと香りを引き出すよう、絶妙な火加減で仕上げられます。
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変えたのは素材。守り抜いたのは職人の技。
- このように、選別から焼きに至るまで、すべての工程を熟練の職人が手がけています。手間を惜しまず、技に込められた想いが、ひと口ごとに広がる「本物の味」へと結実しています。
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今回お届けする商品について
- ※本商品はアルコールフリー・グルテンフリーの専用タレを使用しておりますが、製造環境では通常のタレ(アルコール・小麦含む)も取り扱っております。
そのため、微量の成分が混入する可能性(コンタミネーション)がございます。重篤なアレルギーをお持ちの方は、あらかじめご留意ください。 -
職人手焼き“やさしい”国産うなぎ蒲焼「優」
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- 創業から受け継がれる伝統の製法で仕上げながら、
アレルギーや健康への配慮を取り入れた、時代に合ったうなぎ蒲焼が完成しました。 - タレに小麦やアルコールを使わず、どなたにも安心してお召し上がりいただける蒲焼に仕上げました。
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職人手焼き“やさしい”国産うなぎ弁当
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- 老舗問屋が守る伝統の味わいはそのままに、
最新の冷凍技術で仕上げた、やさしいうなぎ冷凍弁当です。
職人が丁寧に焼き上げたうなぎを、できたての美味しさをそのまま閉じ込めました。
冷凍とは思えないふっくら食感と香ばしさを、手軽にお楽しみいただけます。 - うなぎ本来の旨みを引き立てるグルテンフリー・アルコールフリーの特製タレで、
お子さまからご年配の方まで、安心して楽しんでいただけます。 -
アンケートのお願い
- なお、ご支援いただいた方を対象に、今後の参考とさせていただくため、
簡単なアンケートへのご協力もお願いしております。
アンケートにもご協力いただけましたら幸いです。 -
えらべる!鯉平直営店お食事券付き商品について
- 店舗で提供しているうなぎ蒲焼は※グルテン・アルコールフリーのタレではございませんので、ご注意ください。
- お食事券付きの商品リターンに関しまして
下記の店舗でお使いいただけます。
※かのうや、登竜門、まんまる本店、まんまるTokyoのお好きな店舗でお使いいただけます。
使用期限は約3ヵ月とさせていただきますのでご了承ください。 -
氷川三神料理「かのうや」
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- 明治30年創業のうなぎ川魚問屋直営店。
皆様の「健康長寿」を叶える食事処です。
【住所】
埼玉県さいたま市大宮区吉敷町4-101
【営業時間】
ランチ 11:00~15:00(L.O.14:30)
ディナー 17:00~22:00(L.O.21:00)
定休日 水曜日
祝日の場合は、翌日振替えとなります。
TEL 048-650-0503 -
四神中華「登竜門」
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- 大いなる宮の地、登竜門現る。
川魚問屋が手掛ける、鮮度抜群絶品中華料理。
【住所】
埼玉県さいたま市大宮区仲町1-125-12
【営業時間】
ランチ 11:30~14:00
ディナー 17:00~23:00(LO 22:00)
定休日 木曜
TEL 048-783-2611 -
うなぎと地酒のまんまる(本店)
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- 【住所】
東京都豊島区池袋2-13-8 光陽ビル1F
【営業時間】
ランチ 11:00~15:00(L.O.14:30)
ディナー 17:00~22:30(L.O.22:00)
定休日 日・祝
TEL 03-5810-3555 -
うなぎと地酒まんまるTokyo
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- 「まんまる®」は川魚問屋 株式会社鯉平が所有する登録商標です。
池袋駅C6出口から徒歩1分。
気軽に本格的な「うなぎ」を味わえるお店です。
旬の日本酒も取りそろえております。
【住所】
東京都豊島区池袋2-13-8 光陽ビル1F
【営業時間】
ランチ 11:00~15:00(L.O.14:40)
ディナー 17:00~22:30(L.O.22:00)
定休日 木曜日
TEL 03-3980-5616 - お近くに起こしの際は、ぜひお立ち寄りください。
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さいごに
- 最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
私たちは、長年うなぎと向き合ってきた老舗問屋として、
「おいしさ」と同じくらい「やさしさ」も大切にしたいと考えるようになりました。
アレルギーや体調のこと、子どもやご家族の健康、宗教的な配慮——
それぞれの事情を抱えながらも、「みんなで同じ食卓を囲む喜び」を届けたい。
その一心で、この“やさしいうなぎ蒲焼”をかたちにしました。
伝統の味を、もっと多くの人のもとへ。
どうか、私たちの新しい挑戦にお力をお貸しください。
みなさまのあたたかいご支援を、心よりお待ちしております。