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はじめに
- はじめまして。飯島桐箪笥製作所、飯島勤です。
地元である春日部市の伝統工芸、「春日部桐箪笥(かすかべきりたんす)」の職人をしております。 -
- 突然ですが、皆さまのご自宅に桐箪笥はありますか?
数世代前から受け継がれた桐箪笥を愛用してくださっている方は、まだまだいらっしゃるかもしれませんし、大切にしていただきとても嬉しく思います。
しかし、時代の移り変わりとともに自宅に桐箪笥を置いている家庭は少なくなってきてしまっていると感じております。 -
- 私は日々、この伝統工芸の技術を、想いを、後世に伝えるために、そして後継者を育成するために何ができるのか模索しております。
そこで今回は、伝統的な桐箪笥技術を用いた製品を若い世代に、まだ桐箪笥に触れたことがない新たな層に使ってもらうべく、現代ではすっかりメジャーとなった「推し活」文化との融合に挑戦します。
クラウドファンディング限定で推し活が豊かになるグッズの数々を製作します。そして、推し活をしていない方にも使っていただけるような製品や桐を使った羽子板の絵付け体験もご準備しました。
軽さ、耐久性、難燃性、恒湿性、抗菌性を兼ね備えた素材である桐。その桐を使った伝統工芸である春日部桐箪笥を、より広く知っていただき、興味を持ってもらうための挑戦です。
ぜひ最後までご覧ください。 -
なぜ推し活グッズに挑戦するのか
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- 伝統工芸と推し活。一見とても離れたところにあるものと思われるかもしれません。
しかし、春日部桐箪笥を愛用してくださっている方の着物や洋服を大切に保管したいという想いと、推し活をしている方の推しのグッズを大切に守りたいという想いは、通ずるものがあるのではないかと思いました。
そして、19年前の経験が今回の挑戦に際し、強く背中を押してくれました。 -
アニメを愛するファンとの出会い
- 2007年に放送が開始されたアニメ『らき☆すた』。春日部市や久喜市など埼玉県東部を舞台にしたこの作品は、聖地巡礼という言葉を広めた作品の一つとしても知られています。
聖地巡礼に訪れる作品のファンのため、そしてそのファンを受け入れるまちのために何かできないかと考えた、当時の鷲宮町商工会スタッフより依頼を受け、桐を使ったストラップ製作を行いました。
「ありふれたキャラクター商品を作るのではなく、地元の産業とリンクしたものを提供することで、ファンにも地場産業の魅力を理解してもらおう」という想いから、春日部の伝統工芸である桐箪笥の桐で作られたそのストラップは、地元商店17店舗で販売されましたが完売が相次ぎ総計15,000個を売り上げ、さらにその商店に訪れたファンがストラップ以外の商品も購入するといった相乗効果も生み出しました。 - その後私自身も製作したストラップを、アニメの聖地である鷲宮神社にて販売する機会があった際、ストラップを前にして嬉しそうに商品を選んだり、販売が忙しくなると「手伝ってもいいですか」とファンの方が一緒に店に立ってくれたりと、アニメを愛するファンの方々の熱量や優しさを直接目の当たりにしました。
当時は「推し活」といった言葉が普及しておらず、何かを熱狂的に愛する方々への世間の目は今ほど寛容的ではなかったかもしれません。しかし実際に触れあったファンの方々は、世間のイメージを覆すほど素直で礼儀正しい素敵な方々であったことを今でも鮮明に思い出します。 - そして今回、春日部の伝統工芸を桐箪笥が身近ではない世代にも知ってもらうため、その時のファンのような推し活をしている方々に面白い、使ってみたいと思ってもらえるようなグッズを製作してみようと思い立ち、クラウドファンディングに挑戦しました。
保管に優れた性質や、桐の持つ木の温かみによって生まれたグッズが、何かを熱狂的に愛する方々の大事な想いを守る存在になれたら、そのような想いを込めて製作しました。「推し」を愛する一人でも多くの方に、手にとっていただけますと幸いです。 -
桐箪笥職人が作る推し活グッズ
- 推し活グッズと一口に言えど、桐箪笥職人である私が何を作るべきか。私自身は推し活をしていないため、身近で推し活をしている方に話を聞くなど、まずは情報を収集しました。
そして、得られた情報を整理し、2つのアイデアが浮かびグッズを製作しました。そのグッズには、「桐が大事な推しを守る存在になれるように」という願いを込めて、「KIRI GUARDIAN」と名付けました。 -
推しを「飾る」
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- 現在、3次元、2次元に関わらず、コンテンツ毎に様々なグッズが世に溢れています。
そのようなグッズを収集し、自分の部屋に飾ることが楽しいといった声がありました。しかし、推しを飾るのに特化した製品は、まだまだ世に少なくお店を探し回っているといった声もありました。
そこで1つ目のアイデアとして、そのような推しを飾るための棚を製作することにしました。 -
- そして生まれたのが、こちらの「KIRI GUARDIAN 分身邸(大型)」です。
分身ってなに?そう思われるかもしれません。
今回話を聞き、グッズを製作する過程で、アクリルスタンドという名前がどうしても無機質に感じられてしまったのです。
大事な推しの姿をしているということから、アクリルスタンド自体への愛を込めて、アクリルスタンドを「分身」と呼ぶことにしました。
この分身邸は、分身(アクリルスタンド)を大事に住まわせる家に見立てたグッズ収納棚です。 -
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- ※実際にグッズを並べたあと、AIによってキャラクターに置き換えた画像です。
- 写真・チェキ、ぬいぐるみ、缶バッジ等の分身邸にとっての家財を置く上下2段のスペースを確保しながらも、ご自宅に既にある棚や、机の上に置けるサイズ(幅約400㎜、高さ約500㎜、奥行き約200㎜)となっております。
棚の上部、下部それぞれには引き出しがついており、缶バッジや小道具等を並べて収納することができます。引き出し内部には、貴重品等を保護するための収納によく使用される別珍生地の中敷きを入れております。
棚には開閉式の扉をつけました。大々的に飾っておきたいという声と、普段は隠しておいて扉を開けると推しの世界が広がっているようにしたいとの声がどちらもあったためです。
扉の外側、内側それぞれには、L版サイズの写真がぴったりハマるスペースを設けており、推しのお気に入りの写真を飾ることができます。
扉を大きく開けて推しへの愛をアピールしておくもヨシ、こっそり扉を開いて自分だけの空間を楽しむもヨシ、ご自身のスタイルに合わせてお使いいただけます。
使用している金具は扉の開閉ギミックと持ち手部分のみ。桐箪笥製作の伝統技術により、桐を繋ぎ合わせております。 - また、扉をなくし棚自体が動くことにより前面が閉じる仕組みの分身邸(中型)も作成しました。
先ほどの分身邸よりも高さが10㎝ほど低く、よりコンパクトな造りとなっております。
上下2段の棚が合わさった形となっておりますが、内部の仕切りは外れるため、推しのグッズサイズによってお好みでお使いいただけます。
前面には、L版の写真が約4枚飾れるよう突起をつけております。
どちらの棚も、そのまま並べて使っていただけることはもちろんのこと、100円ショップなどで販売されているお好みの台座やグッズを組み合わせて、自分だけの使い方をすることができます。
中だけでなく棚の上にも、何か飾っていただくのもいいかもしれません。
ご支援いただいた方に、推しへの愛溢れる素晴らしい推し棚としてどのように使っていただけるのか。今からワクワクしております。 -
推しを「持ち歩く」
- 推し活をしている方々にとって、アクリルスタンドは人気のグッズの一つであるという話を聞きました。「推しの姿を型取っており、推しの存在を身近に感じられるグッズだからつい集めてしまう。」とのことです。
手に入れたアクリルスタンドは部屋に飾るだけでなく、観光地やイベント会場に持ち歩いて写真を撮るなどして楽しむみたいです。
そこで2つ目のアイデアとして、アクリルスタンドを持ち歩くための箱を作ることを考えました。
持ち歩くためのグッズはすでに世に出ていますが、桐ならではのグッズが作れるのではと思いました。 -
- そして生まれたのが、こちらの「KIRI GUARDIAN 分身箱」です。
分身箱は、長さ約165㎜、幅約85㎜、厚み約30㎜の桐箱です。
桐は古来より、大切なものを保管するために重宝されてきた素材です。推しの分身という大切な存在を持ち歩くための入れ物としては、うってつけではないでしょうか。 -
- ※実際にグッズを並べたあと、AIによってキャラクターに置き換えた画像です。
- 重さわずか62g(Mサイズの鶏卵1個分とほとんど同じ重さ)と、桐ならではの軽さと耐久性を兼ね備えております。
桐箪笥の技術により、蓋と本体が簡単には外れなくなっており、カバンの中で開いてしまうこともありません。
内部には、分身邸の引き出し同様、宝石入れなどに使用される素材である別珍の中敷きを入れました。分身を守るクッションになることはもちろん、蓋を開けたときの高級感や、大事なものを入れているという特別感を演出します。
そして別珍にはゴムバンドを巻き付け、箱の内部で分身が動いてしまわぬよう固定できます。
また、分身箱限定でお好きな文字(漢字、ひらがな、カタカナ)の刻印ができます。
推しの名前が刻まれた分身箱をお届けします。 -
- ひとつとして同じものはない木目を楽しみながらも、ステッカーなどのグッズでデコレーションしながら楽しんでもらいたいと思います。
カバンからおもむろに分身箱を取り出したら…現場でも一目置かれること間違いなしです。 -
その他のリターンについて
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桐キューブBOX
- 缶バッジ、カード、アクセサリーなどを収納するのにうってつけの引出型のボックスです。コンパクトなキューブ状のサイズで、愛嬌のある見飽きないデザインにしました。
引き出しを出し入れすると吸い付くように、他の引き出しも連動します。伝統的な桐箪笥技法を用いて丁寧に仕上げた結果です。 -
- 本体外寸法:幅165㎜ 奥行き165㎜ 高さ165㎜ (取っ手部分含まず)
引き出し内寸法(各同じ):幅140㎜ 奥行き145㎜ 深さ40㎜ -
ミニチュア桐箪笥
- 表面は、木目を浮き立たせる浮造り(うづくり)と、落ち着いた質感を生む砥の粉仕上げにより、本格桐箪笥と同等の伝統的な仕上げを施しています。
そして本物の桐箪笥と同じ作り方で、ホゾ組・木釘止めで細部まで精巧に作りました。こちらの引き出しも気密性高く、吸い付くように引き出しが連動して動きます。
従来の春日部桐箪笥の約100分の1の価格で手に入りますよ…推し活グッズの小物やアクセサリー等の収納にいかがでしょうか。 -
- 本体外寸法:幅210㎜ 奥行き165㎜ 高さ288㎜(取っ手部分含まず)
引き戸内寸法:幅193㎜ 奥行き123㎜ 深さ96㎜
引き出し内寸法:幅177㎜ 奥行き128㎜ 深さ40㎜ -
桐の文箱(ふばこ)
- 写真や手紙、契約書等、A4サイズの大事な書類を湿気や埃などから保護します。
桐箪笥の作り方である、組み手を使った(ホゾ組)伝統的な方法で堅固に作りました。 -
- 外寸法:幅260㎜ 長さ355㎜ 高さ83㎜
内寸法(身部分):幅220㎜ 長さ317㎜ 高さ60㎜ -
桐の米櫃(こめびつ)
- 毎日食べるお米、それを保存する米櫃はなんといっても安全、安心な物を使いたいものです。
この米櫃は、塩素漂白はせず、2年間もかけ自然あく抜き乾燥した国産桐材を100%使用致しました。
冷蔵庫内にも入る寸法ですので、夏の暑い時期などに便利です。5㎏までお米が入ります。
春日部市で唯一の伝統工芸士が桐箪笥製造をしている工房で制作した手作りのものです。 -
- 本体寸法:幅185㎜ 奥行き320㎜ 高さ200㎜
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桐のパンボックス
- 食パン2斤が入る寸法で制作しました。お子様の開封後のお菓子などもホコリなどが付きにくくなり、衛生的に保存できます。
湿気やホコリから食パンやお菓子を保護できるように、調湿効果に優れた桐を使用し1つ1つ手作業で制作しました。
食パンに似せた可愛らしい見た目にデザインにして、お子さまでも簡単に扱えるように大きな取っ手と簡単な構造で作りました。
春日部市で唯一の伝統工芸士が桐箪笥製造をしている工房で制作した手作りのものです。 -
- 本体寸法:幅165㎜ 奥行き305㎜(取っ手を含む)高さ194㎜
内部寸法:幅130㎜ 奥行き237㎜ 深さ92㎜ -
桐のカッティングボード
- 軽さ、速乾性、抗菌性を兼ね備えた桐で作ったカッティングボードです。
持ち手があることにより扱いがさらに簡単に。 -
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桐の羽子板作り教室
- 11月29日㈰に、武蔵野銀行本店ビル2階M's SQUAREにて、桐を使用した羽子板作り教室を開催いたします。
翌年の干支をモチーフにした羽子板作りは毎年春日部市で開催しており、12の干支を集めるために毎年参加していただける方がいらっしゃるほど人気の高い教室です。 -
- 今回、IBUSHIGINのリターンとして大宮で初開催いたします。
1コマ2時間程度で、パーツの切り出しや羽子板への貼り付けを行い、2027年の干支である羊をあしらったご自身だけの羽子板をお作りいただけます。
IBUSHIGIN限定で、羽子板を飾るための台もプレゼントします。
1件のご支援でキットをおひとつお渡ししますが、2人で1つの羽子板を作ることも可能です。
小学校低学年以下のお子様も、保護者の方同伴でご参加いただけます。
春日部市の特産品である押絵羽子板。この機会にオリジナルの羽子板を作ってみませんか? -
春日部桐箪笥とは
- 春日部桐箪笥は、埼玉県春日部市およびさいたま市周辺で作られている木工品です。
特徴は、木の直線を基調にしたシンプルなデザイン。部品の接合には、金くぎを使わず木の風合いをしっかりと残す工夫が施されています。
日本の風土で育った桐は、その柔らかな質感・色調、木目の美しさが、和洋いずれのお部屋にも合い、安らぎと優雅な雰囲気をもたらします。桐箪笥は、質の良い会津桐や岩手の南部桐などの、無垢板を使用して作成される一級品です。
湿気の多いときには水分を吸い、乾燥時には水分を出す恒湿性をもっていますので火災などの場合は水吸って燃えにくく、”身を焼いて中身を救う”といわれます。
桐たんすは伸縮や狂いが少なく、職人による再生修理によって新品同様になりますので、長くいつまでもご愛用いただけます。桐で作られた春日部桐箪笥は、衣服を大切に保管するのに適した箪笥です。 -
春日部桐箪笥約360年の歴史
- 春日部桐箪笥の起源として有力な説とされているのは、1624年(寛永1年)から1644年(正保1年)にかけて日光東照宮の造営に携わった工匠が春日部に住み着き、指物などを始めたとされています。
春日部桐箪笥が作り始められた当初は、農業の合間に行うというスタイルが多く、箪笥づくりを専業とする箱指屋はあまり見られませんでした。しかし、1830年(天保1年)頃になると状況が変わります。当時日本で栄えた江戸に近い古利根川や江戸川によって、江戸への輸送に恵まれたからです。この頃になると、専門で桐箪笥づくりを行う箱指屋も増えていきました。
そして、明治時代になると交通の便が良くなったことなどで、東京に限らず大阪や広島、福岡などと広い範囲に販路が拡大していきます。この販路の拡大が、春日部桐箪笥が全国に知られる要因となりました。 -
飯島桐箪笥製作所について
- 【略歴】
平成17年 春日部桐たんす組合設立、春日部桐箪笥伝統工芸士会会長就任
平成18年 春日部桐箪笥伝統工芸士認定
平成19年 埼玉県伝統工芸モデル工場に指定
平成22年 関東伝統工芸士会副会長就任、日本伝統工芸士会功労者表彰授与
平成23年 関東経済産業局長功労者表彰授賞 -
- 私の先祖は、代々春日部で木工所を営んでまいりました。その中で桐箪笥の製造を始めたのは4代目であり私の父でもある栄が最初です。
5代目である私は、昭和52年に徒弟制度の残る最後の桐箪笥職人見習いとしてスタートを切りました。
桐箪笥製作だけでなく、社寺や博物館から依頼を受け、武具を収納する桐箱や架台の製作も行っています。 -
クラウドファンディングを通じて
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- 360年以上の歴史を持つ、春日部桐箪笥。
時代の移り変わりの中で、その技術を承継する桐箪笥職人のなり手不足が深刻です。
代々受け継がれてきた伝統は、歴史を重ねているから残さなければならないわけではないと考えています。
今後も私たちの生活や文化の継承に必要な技術であるからこそ残さなければならないのだと。
IT技術やAIに取って代わることができない存在の伝統工芸という文化。
春日部桐箪笥の伝統的な技術で作り上げた推し活グッズを通じて、様々な世代の方に春日部桐箪笥の魅力を提案します。
このクラウドファンディングを通じて普段使ってもらっている方々とは異なる方々にも桐箪笥に興味を持っていただきたい、この技術を継承したいという想いを持つ若い世代の方を見つけ出したいと考えております。


























