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はじめに
- はじめまして。株式会社ジェイ・シー・ティーです。
私たちは埼玉県狭山市に本社を置き、山梨県の工場で木炭の製造と、物流で使われる木製パレットの再生に取り組んでいます。 -
- 製炭炉前にて
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- 窯入れ・火入れ・窯出しの様子
- 木製パレットは、傷んだ部分を修理しながら何度も使うことができます。
それでも、いつかはパレットとして使えなくなる木材が出てきます。
私たちは、そうした木材もすぐに捨てるのではなく、木工品や木炭など、別の形でもう一度活かす方法を考えてきました。 - これまでは企業間の仕事が中心で、こうした取り組みを一般の方に知っていただく機会は多くありませんでした。
今回のプロジェクトでは、その取り組みから生まれたsumiterra(スミテラ)「衣類の調湿炭」を中心に、木炭製品や木工製品を通して、木を最後まで活かす、そんなものづくりを、もっと多くの方に知っていただきたいと考えています。
木炭といえば燃料のイメージが強いかもしれませんが、湿気を整えたり、水の環境を支えたり、農業に活かしたりと、使い方はさまざまです。
このプロジェクトをきっかけに、木や炭の少し意外な使い方を知っていただき、気になるものを実際に手に取っていただけたらうれしく思います。 -
木製パレットを再生し、使い続ける
- 物流の現場で繰り返し使われる木製パレット。使い続けるうちに、板が割れたり、欠けたりと、少しずつ傷んでいきます。
私たちは、そうしたパレットを一枚ずつ確認し、傷んだ部分だけを交換・補修することで、再び使える状態へと戻しています。 -
- 木製パレットの清掃と炭化材料
- 現在、私たちが扱う木製パレットの約90%は、修理・再生して再び使用しています。
一方で、何度も使用するうちに、修理が難しくなるパレットもあります。
また、修理の過程では、傷んだ板や端材も発生します。
こうした木材についても廃棄するのではなく、状態に応じて木工品や木炭として活用しています。 -
木製パレットから生まれた「衣類の調湿炭」
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- パレットとしての役目を終えた木材を木炭にし、その特性を衣類の保管に活かしたのが、sumiterra(スミテラ)「衣類の調湿炭」です。
クローゼットや衣装ケース、タンス、靴箱など、湿気が気になる収納場所に置いて使用します。 -
1. 置くだけで、衣類まわりの湿気を整える
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- 木炭には、目に見えないほど小さな孔が無数にある「多孔質構造」があります。
この構造によって、周囲の湿度に応じて湿気を吸収・放出する性質があります。
「衣類の調湿炭」は、この木炭の性質を活かし、収納空間の湿気を調整します。 -
2. 天日干しで、繰り返し使える
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- 湿気を多く吸ったと感じたら、風通しのよい場所で天日干しすることで、繰り返し使用できます。
JIS規格に基づく吸放湿試験でも、繰り返し使用を想定した条件下で吸放湿性能が維持されることを確認しています。
使い切るのではなく、手入れをしながら長く使うことができます。 -
3. 使い終わった後も、土へ
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- 衣類の調湿材として使い終わった後は、家庭菜園や植木鉢の土に混ぜ、土壌改良資材として再利用できます。
私たちはこれまで約8年間、農業分野でも木炭の活用に取り組んできました。実際の栽培や比較試験を重ねる中で、生育への悪影響がないことを確認するとともに、木炭使用区で根の発達や収量の増加など、生育を支える結果も得られています。 -
- 木製パレットから木炭へ。衣類の保管に使った後は、さらに土へ。役割を変えながら木材を活かしていくことも、この製品の特徴です。
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木製パレットから始まる、私たちの循環
- 私たちは、木製パレットを修理・再生し、できるだけ長く使うことを基本にしています。
それでも修理が難しくなった木材には、まだ使える部分があります。そこで、状態に応じて木工品や木炭へと役割を変えながら、木材をできるだけ最後まで活かしています。
こうした活用を支えているのが、特定の管理下で荷役用途のみに使用されてきた木製パレットと、木材の状態を確認しながら行う丁寧な仕分けです。木炭にする材料も目視で確認し、異物などを取り除いたうえで製炭しています。
材料を適切に管理・選別することで、調湿材だけでなく、アクアリウムや農業など、用途に応じた木炭製品への活用につなげています。
一度の用途で終わらせず、その木に残された価値を次の役割へつなぐ。
そんな考え方から、私たちのものづくりは広がってきました。 -
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今回お届けする、木と炭の製品
- 今回のプロジェクトでは、「衣類の調湿炭」を中心に、木工品やアクアリウム用の木炭などをご用意します。
使う場所や楽しみ方もさまざまです。暮らしの中で、木や炭をもっと身近に感じていただけたらと思います。 -
水の環境にも。アクアリウム用木炭「すみあられ・すみせんべい」
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- 木炭の使い道は、衣類の調湿だけではありません。
木炭がもつ「多孔質構造」には、水中の汚れの成分を吸着する性質があります。
また、木炭自体が微生物の住処となりアンモニアなどの分解にも役立ちます。
この木炭の特性を水環境に活かすために開発したのが、アクアリウム用水質改善木炭「JCT AQUA」です。
現在、都内のアクアリウム専門店を中心に販売しており、観賞魚を楽しむ方々に使われています。
中でも「すみあられ」は、金魚・メダカ・ベタなどの水槽に入れて使用する小粒タイプの木炭。水槽内のにごりやぬめり、においなどを抑え、健やかな水環境を保つことをサポートします。 -
実際の水槽で比較すると
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- JCT AQUAを使用したメダカ水槽と、使用していない水槽で比較したところ、使用した水槽ではにごりの発生が抑えられ、沈殿する食べ残しやフンなどの有機物も少ない結果となりました。
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パレット材を見極めて、木工製品にも
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- 木工作業風景
- パレットとして使えなくなった木材も、すべてをそのまま木炭にするわけではありません。
木工に活かせる材は、職人が一つひとつ状態を確認します。長く物流の現場で使われてきたパレット材は、厚みや木目、節、反りなどもさまざま。破損や大きな傷は避けながら、木目や節、使い込まれた風合いは、その材の個性として活かすこともあります。
均一ではない木材だからこそ、その状態を見極め、材に合わせて加工する。そうして、パレットとしての役目を終えた木材を、木工品としてもう一度活かしています。 -
- 今回のプロジェクトでは、こうしてつくられた木工品もご用意しています。
そのひとつが、パレット材の木目や風合いを活かして仕立てた木製の名刺入れです。 -
暮らしに合わせて選べる「衣類の調湿炭」
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- 今回のプロジェクトでは、「衣類の調湿炭」を使う場所や量に合わせて選べるよう、6個・12個・20個のセットをご用意しました。
衣類収納だけでなく、靴箱や車内など、さまざまな場所でお使いいただけます。 -
おわりに
- 私たちが普段取り組んでいる木製パレットの再生や木炭づくりは、これまで企業間の仕事が中心で、一般の方に知っていただく機会は多くありませんでした。
今回のプロジェクトでは、「衣類の調湿炭」をはじめとした製品を通して、木を最後まで活かす私たちのものづくりを、より多くの方に知っていただきたいと考えています。
衣類の調湿、アクアリウム、木工品。木や炭には、それぞれの特性を活かしたさまざまな使い方があります。
このプロジェクトをきっかけに、その中のひとつでも実際に手に取っていただけたらうれしく思います。
木を最後まで活かすものづくりを、これからも続け、少しずつ広げていきます。


















