このアイテムについて
- ※この商品はお酒です。
※20歳以上であることを確認出来ない場合は販売致しません。
武蔵ワイナリーのワインは、農薬不使用かつ、ぶどう以外何も添加していません。その特徴を活かすため、瓶づめ直前までおり引きをしないシュールリー製法を2020 年以降全てのワインに採用しています。健全なおりの旨味をワインに移し、食事と合わせやすい究極の自然派ワインを志向しています。 -
「KANPAI2023」750ml
- 原材料名 ぶどう(埼玉県比企郡小川町産)
品種 小公子100%
製造者 武蔵ワイナリー株式会社
埼玉県比企郡小川町高谷104-1
酵母 天然酵母
内容量 750ml
アルコール分 12%
※田舎式発泡性ワインです。よく冷やしてから開栓してください。 -
商品説明
- 2023 年は雨の少ない年となり、高温少雨でブドウが自ら古い葉を枯らす現象が見られました。
もしかすると、2023 年は雨除けが無くても栽培が出来たのかもしれません。平均糖度は 23 度と申し分ない水準となり、ブドウの状態も良く、2022 年に引き続き 2023 年の仕込みも除梗をしない仕込みを主体にしました。
除梗しない分、苦味や渋みを感じ、酸味を和らげる効果もあります。
それと、発酵時の最高温度を高めの 30°C手前くらいに持って行き、醸し期間は一次発酵収束までの 8日間、果皮の色素を抽出する方向に切り替えました。
低温できれいに造るのもそれはそれで良いのですが、小公子の個性を引き出す事にしました。
これまで同様、ぶどう以外の物質を一切使用せず、無濾過・無清澄にて仕上げています。
このワインは熟成期間を取らずに飲めるよう、発泡性に仕上げおり、冷やしても常温でも楽しめます。
小公子のワインで、唯一冷やして飲めるワインとも言えます。2021 年、2022 年は発泡性を弱めにしましたが、今回は発泡性を強めにしました。貯蔵期間は約 2 か月と短期間ですが、瓶詰め直前までおり引きをせず、シュールリー(おりの上という意味)製法により旨味を引き出しています。現時点で十分にそのパフォーマンスを引き出せたと思います。
ワインの印象は完熟したカシスやブラックベリー、ラズベリー、さらにアプリコットやプラムの様なフレッシュ感もあり、余韻も長く後を引きます。
泡まで鮮やかな赤紫になり、非常に色素が濃いですが、嫌味を全く感じません。
料理との相性は、肉系の中華料理やイタリアン、揚げ物などとの相性は抜群です。繊細な料理には冷やしてあっさりと、こってりした料理には常温で合わせることをおすすめします。
武蔵ワイナリーの他のワイン同様、相性の悪いものを見つける方が難しいと思われます。旨味を十分に感じるワインですので、料理をさらに美味しくします。
KANPAI2023 は、フルボトル 1,492 本、ハーフボトル 1,296 本と、武蔵ワイナリーでは生産本数が最も多いワインになります。
この 2023 ヴィンテージは発泡性や味わいのバランスが良く、発売開始時点では過去最も良い出来だと思います。
今飲んでも十分旨いですが、5 年後、10 年後はどの様に変化してくれるのか、試したくなるワインです。 -
「動かざること山ソービニオン小公子2020」750ml
- 原材料名 ぶどう(埼玉県比企郡小川町産)
品種 小公子63% ヤマ・ソービニオン37%
製造者 武蔵ワイナリー株式会社
埼玉県比企郡小川町高谷104-1
酵母 天然酵母
内容量 750ml
アルコール分 12% -
商品説明
- ヤマソービニオンと小公子の組み合わせのワインは 2018 ヴィンテージ以来となります。
ヤマブドウ交配種同士の混醸。力強い小公子と意外と繊細で淡い色彩のヤマ・ソービニオンはお互いの長所が引き出され、単一品種でのワインよりも複雑な奥行きがあります。
2020年は小公子が史上最高のグレイトヴィンテージとなりましたが、ヤマソービニオンは残念ながら予期せぬ虫害に遭い、あろうことか熟期に葉が枯れ、ぶどうの糖度が上がらないという事態に陥ってしまいました。
それでもそのまま収獲して補糖してワインにすれば楽だと思いますが、武蔵ワイナリーはそんな手抜きをしません。
対策として熟度を上げるために収穫時期を 1 か月近く遅らせ、さらにステンレスタンク熟成の遅摘み小公子も追加しアッサンブラージュにより最終調整を行い、無事にしっかりと美味しさを引き出すことに成功しました。
2020年ヴィンテージの中でも、果実味と複雑味のバランスが非常に良い美味しいワインです。
貯蔵はヤマソービニオンと小公子の混醸も、遅摘み小公子も、ステンレスタンクにており引きせず約 2 年熟成させています(シュールリー製法)。
これまで同様、この仕込に関しても、ブドウ以外の物質を一切使用しませんでした。貯蔵時にはステンレスタンクの空尺を埋めるために二酸化炭素を使用し、瓶詰め時には不活性のアルゴンガスを使用しました。亜硫酸塩を添加していない為、貯蔵、瓶詰めには品質保持に気を使っています。
このワインは現在すでに美味しく飲める状態に仕上げていますが、ヤマソービニオンの酸が年々まろやかになることが予想され、5 年後 10 年後はさらに旨いワインになるものと思います。
カシスやダークチェリー、干しイチジクの味わいの中に、レモン、ライム、グレープフルーツの様な酸味も感じられ、複雑で楽しいワインに仕上がっています。
ワインの色はガーネット色で年数以上の熟成感が出ています。料理との相性は、幅広く、一般的な赤ワインの合う料理はもちろんのこと、お寿司などの和食、揚げ物など脂っこいものも良く合うと思います。 -
醸造責任者
- 武蔵ワイナリー株式会社 代表取締役・醸造責任者 福島有造